| 工法・ツーバイフォーと在来軸組工法・その他の工法 |
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マイホームの建築を検討するとき、住宅の工法は必ず検討することになります。
日本で伝統的に継承されている「在来軸組工法」、「ツーバイフォー工法」、「軽量鉄骨」、「鉄骨構造」、「RC構造」などの言葉が、広告に載っています。
それでは、なぜ、マイホーム建築の際、工法を気にするのでしょうか。
突き詰めて考えれば「耐震性」、「耐久性」、「意匠」、「価格」の4点に集約されると思います。
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| <<耐震性>> |
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家族が安心して住む家です。耐震性が重要なのはいうまでもありません。
「RC構造・・・鉄筋コンクリート」、「鉄骨」は充分に耐震性がありますが、建築コストも大幅に高いのです。それ以外の工法の場合、設計次第で、強くも弱くもなります。
- 耐震性は、風圧力とともに重要な要素です。
- 建築確認書には、必ず壁量計算に関する書類が添付されます。
- 構造計算書は木造二階建てまでは省略できることになっています。
- 詳しくはここをご確認ください。
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| <<耐久性>> |
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材質次第です。普通の住宅の在来工法やツーバイフォーと比べると、軽量鉄骨は長持ちちするといえます。ただし軽量鉄骨の材料は、「鉄」ですから、防サビ工事がきちんとなっていることが前提です。キズや、溶接部分からさびることもあり、こういった場合は耐久性・耐震性ともに、極端に悪くなります。施工・監理の問題といえます。
木造軸組住宅でも、歴史的建物は数百年のものもありますし、ツーバイフォーでも東京駅のように耐久性がある建物もあります。
建物の耐久性は50年でも、給排水の配管は25年ぐらいの耐久性しかないことも事実です。
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| <<意匠>> |
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デザインは、工法によってそんなに違いはありません。
ツーバイフォーのデザインは、在来軸組工法でも可能ですし、陸屋根(平らな屋根)もどの工法でも可能です。
(この建築例は、すべて在来軸組工法です。) |
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| <<価格>> |
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在来軸組工法が、「構造材」は最も安くなっています。
ツーバイフォーは安いイメージがありますが、小屋組3階建て(二階建ての屋根を急にして、三階をその中に作る方法)の3階部分の床面積も含めて計算すると、坪単価が安く感じるだけで、同じ二階建ての場合、在来工法より高くなるほうが多いといえます。
軽量鉄骨・鉄骨はそれと比較すると、ワンランク(坪10〜30万円)高くなります。
特に最近は鉄自体の値上がりのため、価格の差が大きくなっています。
またそもそも木材よりも重量がありますから、基礎工事に関する負担が大きい場合もあります。
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| <<ツーバイフォー工法>> |
ツーバイフォーとは、「2×4」の意味です。単位はインチ。柱が、「2インチ×4インチ」の材木という意味です。
1インチは2.54cmですから、「5.08cm×10.16cm」の柱です。
在来軸組工法では、通し柱、隅柱は普通、「12cm×12cm」、それ以外の柱は、「10.5cm×10.5cm」です。
ずいぶんツーバイフォー工法の柱は細いと感じるでしょう。
そのかわり、本数が多いのです。在来軸組工法の場合、柱は最大4mに1本あれば良いのですが、ツーバイフォーの場合、0.5mごとに柱があります。
そして、その柱に「構造用合板」を貼り、壁とします。

在来軸組工法が柱で支えるのに対して、ツーバイフォー工法は壁で支えるというイメージです。
天井や床も同じように、在来が梁、大引きといった、柱と同じ材料を横にして使うのに対して、ツーバイは、2×4、2×6、2×10などを横にし、構造用合板をはって床や天井にします。(隙間の開いていないスノコのようなもの・・・?)
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| <<ツーバイフォー工法は、地震に強いのでしょうか>> |
同じ長さの壁の強度は、「土塗り壁」を「強度0.5」とした場合
- ツーバイフォーの壁は、「強度2.5」
- 在来工法タスキがけスジカイの壁は、「強度4」・・・建築基準法に定められています。
- ツーバイフォーは壁の全部が、強度のある壁(耐力壁)になりますが、在来の場合、スジカイの入っていない壁は、耐力壁になりません。
- 全部の壁にスジカイを入れてもらえば、在来工法はツーバイフォーより強いといえます。
- しかし何が何でも強度を上げて施工すればよいかというとそうでもありません。
- 最近の震災で倒壊した家の中には、1階と2階の強度のバランスが悪くて倒壊した事例もあります。
- 面で支えるので、スジカイに比べて、力が一点に集中しないメリットがあります。
つまり、強度は設計次第です。バランスの良い耐力壁・・・これが耐震性の基本です。 |
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| <<ツーバイフォーは安い?>> |
同じ間取りの2階建ての場合、材料費は2割くらいツーバイのほうが高くなります。
- 輸入品が多いので、円高などによって影響されますが、在来の材料も輸入が多くなっています。
- では、どうして安いというイメージになったのでしょうか。
- それはツーバイフォーが小屋組3階建てを作りやすく、3階の面積も含めて坪単価を計算したとき、安く表示できるからです。
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| <<ツーバイフォーって、外観がいい?>> |
外観は在来工法でも同じに作れます。
- ただ、窓とかキッチン・外壁材なども材木と一緒に輸入すると安くなるので、そういった場合メリットはあります。
- 輸入品の木製窓は、雨漏りの心配に、十分気を配る必要があります。
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| <<ツーバイフォーの工期>> |
確かに、大手メーカーの、工場生産タイプは、工事着工から完成までのスピードが早いのですが、間取りが決定してから、工場で生産するまでの期間があります。
- 一般の方は、上棟から完成までの早さを感じていると思いますが、間取りが決まってから、上棟までの間に、工場で組立てる期間も必要です。
- 間取りが決まってから、完成までの期間は、在来工法と、そう大きな違いは無いでしょう。在来工法のほうが速い場合も多いと思います。
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| <<ツーバイフォーのメリット>> |
- 強度の心配が、少ない。
- 工場生産で、構造の手抜きができにくい工法ですから、建売を買うときはツーバイフォーをお勧めします。(誰がやってもそこそこ強い。)
- 間取りについての制限も多く、自由性はないかわりに、必要な耐力壁は確実に確保できます。
- 気密性も高いので冷暖房効率が良い。
- 小屋組3階建て(2階の屋根が急で、その中に3階の部屋を作る方法)の建築が容易。
- 原則的には、在来工法では、部屋の片方は4m以内(4m×7mなど)ですが、ツーバイフォーは、5mまで可能(5m×7mの部屋ができる)
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| <<ツーバイフォーの弱点>> |
- まず構造用合板を多く使用するので、木tンとした材料と使用しないと、接着剤からでる有害物質による「シックハウス症候群」の可能性が高くなります。(以前は、クロスの接着剤からも有害物質がでていましたが、今はまともな業者は、ノンホルムアルデヒドの接着剤を使います。)
- 気密性が高いこともシックハウス症候群に関してはマイナスです。充分な換気計画が重要です。
- また、壁で支えているのに、結露の心配が高く、壁が腐ると強度が落ちるという場合があります。外側に断熱材を配置するなどして、耐力壁周辺の環境を、結露しにくい状況に置くことが大切です。
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| <<その他の工法>> |
- その他にも、「鉄骨構造」、「軽量鉄骨造」などの工法があります。
- 「鉄骨」の最大の良いところは、間取りの自由性です。悪いところは重量です。基礎工事費用は相当にかかります。
- 在来工法が4mごと、ツーバイフォーが5mごとに、構造上の柱や壁が必要なことは話しましたが、鉄骨の場合この距離(スパンといいます。)が長く取れます。
- 構造的にも強いので、店舗などにはよく利用されます。住宅としてはコストが高いのが欠点です。
- 「軽量鉄骨」は、セキスイハウスやパナホームなどが有名です。この場合、スパンは通常7mです。
- 鉄骨や軽量鉄骨は、柱の材質が「鉄」であること(さびる可能性があり、防錆が重要である)事を忘れてはなりません。
- 特に、現場で溶接した場所の防錆が完全ではなく、溶接部分がさびて、柱が充分な機能を果たしていない中古住宅の例を、私は知っています。
- もうひとつは、鉄は熱に弱いという点です。火災には強くありません。(熱を加えると曲がりやすい性質があります。)万一火災に遭ったときは、木造でも鉄骨・軽量鉄骨でも被害は同じ程度ではないでしょうか。
- 在来工法にも、よいところと悪いところがあります。それを理解した上で、どうすれば安心のマイホームができるかを考えなければなりません。
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| <<どうやって選んだらいいのでしょうか>> |
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予算が少ないからといって、
耐震性や安心を犠牲にするような住宅メーカーを選んではならないことは、言うまでもありません。ポイントは、後方の問題ではなく、自分が望む工法を施工できる「信頼のおける業者」に依頼するかどうかです。 |